taiwan②20.1.17

二日目。
1/17(金) 5:30起床。雨の音がしていて、そうか今日は雨の日かと思っていたら、川の音だった。外に出ると曇天、時々小雨がぱらついている。大通りのお店は朝の準備をしていて、早いお店はもうお客さんが入っている。
今回の旅行ご飯場所は、人がたくさん並んでいるお店か、店員さんがなんかよい顔をしているお店にしようと決めていて、今日の一軒目は、行列の出来ている包子屋さんで肉饅をひとつ買った。皮の部分がさわやかな(表現としてどうなんだ)美味しい肉饅だった。
二軒目は、その向かいにある出店。なんかよい顔をしたおじいさんが一人で作っている豆花。このお店のメニューは、豆花のみらしい。一杯注文すると、器にまずは豆乳のぷるぷるしたのを入れ、次に落花生の柔らかいのと、たっぷりのスープ。「ハーイ」と机に置いてもらうと、ふわーと湯気が満ちて最高。スープは生姜がよくきいていて柔らかな甘さで、豆花はファンファンで、はちゃめちゃに美味しかった。


三軒目は、大通りをもう少し進んだとこのお店で、魚丸湯。焦がしネギの浮いたスープに魚のつみれが入っていて美味しい。
四軒目は、もう一本北の大通りのお店で、大好きな鹹豆漿。お酢に温かな豆乳をとぷんと投入、ゆるやかに固まったところにネギやザーサイなどを混ぜて油パンをちぎって、なんとも美味しい。
五軒目は、饅頭と店名に入ったお店で、黒糖饅頭に目玉焼きをはさんでもらう。黒糖のほっかりした甘みが美味しい。
いいかげんに食べ過ぎだろうという気がしてきたので、朝食の部を終了。のんびり食べ歩いていたら9時になっていた。
ここで、今日台北にて合流する星さんご夫妻がなんと飛行機に乗り遅れたよとの連絡が。けれども二時間後の飛行機のチケットが取れたよ、とのことで、胸をなでおろす。
自分も昼過ぎには台北に着くぞ〜、と、電車の時間を調べたところつぎは11:22発がいい具合そうだったので、ホテルでのんびりする。
10:30 ホテルを出、街をぶらぶらして、11:22 電車に乗る。線路は海沿いを北へ進む。窓の外は真っ白く霧雨が降っていて、海も同様に白く、地面は濡れている。台北に12:49到着。


台北はものすごく都会だ。まず、台北駅の地下街がすごい。ものすごい広い。栄よりも広々しているのではないかと思う。で、場所により古本屋さんの集まるところや、アニメゲーム関係の集まるところなど、なんやかんや色々とある。そのにぎやかな地下街をぬけて、街にあがると大きな建物がドシドシとたち、車とバイクが勢いよく走っている。
これから三泊お世話になるホテルにチェックイン。風呂トイレは共同の簡素な部屋。
それからまた街にくりだして、近くの城中市場というところをぶらつく。しばらくして星さんたちから連絡あり、15時過ぎに合流、ワーイ!
まずは地下鉄に乗り、小籠包の店『鼎泰豊』へ。人気の店だけあって、こんな時間でも待ちがある。待っている間にメニューを見て、注文票に書き込むスタイル。15分ほどしてにぎやかな店の中へ。小籠包、トリュフ小籠包、エビとへちまの小籠包、なんとか言う名前のシダ植物の炒め物、汁無し担々麺。この、シダ植物の炒め物がものすごくシャキシャキとしていて、美味しかった。南国で生えるシダ植物らしい。


それから永康街をぶらぶら。建物が非常によいかんじで、植物も南国らしくぐんぐんと元気に育っていて、楽しい。e2000という名前のお茶屋さんに入り、二種類のお茶を試飲させていただく。で、その試飲がものすごく丁寧で、一種類のお茶を、いれてすぐのほぼお湯の状態から、二投目の少し葉が開いた状態、三〜六投目まで順々に出していただけるのだ。お湯を含んで葉がだんだんと開いていき、味と香りが驚くほど変化していく。めちゃんこよい時間だった。
また街をぶらつき、茶器を見たり、パイナップルケーキを買ったりして、だんだんと陽が落ちて夜。霧雨は傘をさすほどでもなく、過ごしやすい気温。
地下鉄に乗り、中山駅へ向かう。台北の地下鉄の駅は総じてアミューズメントパーク的な見た目をしている(楽しげなオブジェが上から吊り下げられていたり)。
中山駅も栄えた場所だった。そしてやっぱり植物がものすごく元気に生えている。楽しい小道をぐんぐん歩いて、『京鼎楼』へ。本日二軒目の小籠包のお店である。


台湾ビール、小籠包、烏龍小籠包、排骨炒飯、サンラータン。星さんはこの京鼎楼の小籠包がとにかく好きらしく、皮と餡との絶妙なバランスと一体感について力説、しみじみと食べていた。
お腹が非常にいっぱいで、満足感に眠さも加わり、ホテルまではタクシーで帰ることにする。コンビニに寄って飲み物を買って、明日の段取りをして、本日は解散。