自宅待機の延長に延長がかさなり、結局5月27日までとなった。仕事再開前に一度実家に戻ってみようと、三週目の週末は岡崎へ。
あとの日は、朝起きたら映画(DVD)を一本観て、昼からは本を読んだりなんやかんやとして、健やかに眠るという繰り返しである。はやく遠出をしたいものだなあ。去年の今頃は、GWあとで人の少ない安曇野を車でぶらぶらとして、新緑がそれはそれは気持ちよかった。一年のうちで一番過ごし良い季節をこのようにインドアで過ごさなければならないことが、無念でならない。
映画のDVDはもっぱら御器所のゲオで借りるのだけど、以前とは違って「登場人物に不幸がおしよせてくる」系の映画を好んで観られなくなってしまった。そんななかで、先週観た『風が吹くまま』はよかったなあ。遠景からの長回しが多く、BGMはほとんどかからずに、鶏やらヤギやらの声、砂や風の音がのんびりと聞こえるのだった。どこか知らない国に行ってみたいという心もみたしてくれる作品だった。
『黄色いロールスロイス』監督|アンソニー・アスキス(1964)