四月中旬の日記

4月18日土曜日。もしもコロナのない世界線であったら、京都にむけての準備をしていたはずの週末である。昼過ぎに晴れ間の覗いた空は、ふたたび重たい雲が灰色にしめっている。
今週から仕事は自宅待機となり(一応何割かの補償はいただくことができる)、部屋で過ごす時間がはちゃめちゃに増えた。ほとんど部屋にいる。音楽を作ろうと日がな楽器に向かうも、なんだか単調なものしか作ることができず、とれ高ゼロが続いてウムと立ち尽くすばかりである。
そのなかで、部屋の植物に向かい合う時間が増えた。この部屋の長くてきびしい冬の時間(暖房はほとんど使わないので、植物にとっても過酷な環境である)をこえた植物は、暖かな春をむかえて新しい葉を次々のばしている。水をやる回数も増えた。水をやるときには、植物をいったんベランダに出してたっぷりと与えて、ついでに葉に水をふきかけるのだけど、そうすると緑のにおいがぐんとしてとても清浄な心地になるし、水をたっぷりと含んだ植物の葉は先っぽまでぴんとして、美しい。

これは4月4日のパキラの新芽。
これは4月18日のもの。たくましくのびた。
これは4月4日のゴムの木。
4月18日。ひらいたなあ。

雨があがったのでGEOへ。DVDの旧作が7泊→14泊のキャンペーン中だったので、何本か借りていくことにする。今池のシネマテークが17日から休業に入ってしまったので、映画に困っていたのだった。4月のシネマテークでは、『山の焚火』(1985|監督:フレディ・M・ムーラー)と『オキナワへ行こう』(2018|監督:大西暢夫)を観たのが最後になった。誕生日には無料で映画を一本観ることができる、というシネマテークの会員特典を楽しみにしていたのだけど、残念。
それにしても、映画館という場所、ワイワイと大声でしゃべるような場所ではなし、換気の対策もきちんととられていて、危険な場所ではないと思うのだけど、なあ。
GEOで本日借りたのは以下の7本。

『海洋天堂』(2010|監督:シュエ・シャオリュー)
『ミレニアム・マンボ』(2001|監督:ホウ・シャオシェン)
『ラ・ラ・ランド』(2016|監督:デミアン・チャゼル)
『馬を放つ』(2017|監督:アクタン・アリム・クバト)
『こうのとり、たちずさんで』(1991|監督:テオ・アンゲロプロス)
『アベンジャーズ』(2012|監督:ジョス・ウェドン)
『男と女』(1966|監督:クロード・ルルーシュ)
『男と女Ⅱ』(1986|監督;クロード・ルルーシュ)