vietnam①19.2.13

6:40 家を出てバスで金山駅へ。卒業旅行の学生さんなどで混み混みの快速電車で中部国際航空へ向かう。
8:00 ベトナム航空のカウンターチェックイン。ウェブチェックインは昨夜済ませているので、さくっと。手荷物、受け取る時間が面倒くさいなということで、預けずに機内持ち込みにする。早めに搭乗ゲートへ向かう。近頃はパスポートの顔写真チェックが人ではなく機械になっていて、自動でスイスイと進む。すごいなー。搭乗ゲート前にて、ウルトラライトダウンをくるくると小さく巻いてリュックへしまい(貸してくれたレイナさんに感謝!)、ベトナムの時刻に合わせた時計をつけ(旅先で腕時計を2回ほど無くしているので、今回は百均でぺらっとした腕時計を用意した)、靴をビーサンに履き替える。イェーイ。
10:00 VN341出発。紘子さんの言っていたとおり、とても綺麗な青色の機体。
11:00 機内食。ジャパニーズスタイルかウェスタンスタイルのどちらかを選ぶ方式。ウェスタンがいまいちピンとこない内容だったため、ジャパニーズ。卵焼きやら蒲鉾やら鶏肉の野菜巻きやらと、メインは牛肉カルビのご飯乗せ。デザートにきなこのムース。機内食によく付いてくるロールパンにいつも特別な可愛らしさを感じるのだけど、これは何なんでしょうね。トングでポンポン支給されていくロールパン。以前あいこさんに、「機内食で使い捨てのナイフが出たら、市場などで買ったフルーツを食べる時に使えるから、もらっておくといいよ」と教えてもらっていたので、プラスチックのナイフをカバンにしまっておく。

テレビ画面は、三列ごとに上から吊るされたのを皆で観るかたちで、ディズニーかなにかのアニメにベトナム語の字幕。「地球の歩き方」を開いて読む。海外へ行くときはたいがい「地球の歩き方」を買って持っていく地球の歩き方信者です(ほかのガイドブックには載っていないような、地方の町の地図もたくさん載っているのでとても助かる。今回はとくに七日間中五日間は離れた地方へ行くため、めちゃんこ助かる)。今日の滞在先ホーチミンの地理がまったく頭に入っていないので、地図をみて大通りのだいたいの配置を見たり、空港から市内へ向かう方法を調べたりする。タクシーなら25分だけど700円くらい、バスなら45分で100円くらい、とのことなのでバスに乗っていくことにする。
それから、今日するべきことの確認。
①空港に着いたらまずベトナムドンへの両替。日本ではベトナムドンへの両替が出来ないため、入国してからするしかないのだ。市街地の両替所とレートはそれほど変わらないらしいので(地球の歩き方調べ)、空港で済ませることにする。
②ホーチミンの市内へ着いたら、バスチケットの予約。明日の行き先チャウドック へのバスは頻発しているので、当日購入でもよほど大丈夫とのことだったけども(地球の歩き方調べ)、念のため。「景色の見える席が良いです」は英語でなんて言えばいいのかな、そもそも英語通じるかな。
③薬局で虫除けスプレーを買う。ベトナムでは蚊を介して感染するデング熱というやつがあるらしいので(地球の歩き方調べ)、ベトナム仕様の虫除けスプレーをがんがんに使っていこうと思う。あとは、致死率100パーセントである狂犬病にも気をつける必要があるけど、これはもう運だよなあ。道中で犬を見つけても、「ワッ、やったあ、犬だーい!」とホイホイ近づかないように気を強く持つしかない。

14:00 (日本時間16:00)ベトナム、タンソンニャット空港着。飛行機からおりて、ミニバスで空港に向かう。この空港の飛行場のなかでさえも、クラクションをバシバシに鳴らし鳴らされながら進む様子に、ベトナムだあ…という気持ち。入国審査に一時間近くかかり、出たところで両替をし、空港を出る。むわっとした熱気、34℃である。空港を出た途端に白タクのおじさんたちに囲まれるよ、と地球の歩き方さんは言っていたけど、特にそんなこともなく、スムーズにバス停まで行き109番バスに乗車。これで市内へ向かう。


15:15 発車。大きな道路に出ると同時にワーッとバイクの波が見えてくる。ベトナムではバイクの数がとにかく多くて、交通の秩序はあまり保たれてはおらず、とにかく個々が強気に自己ルートを突き進むことで濁流のような様相になっているようだった。クラクションはけたたましく、とにかく密度のすごいなかバイクと車が近接しながらヒュンヒュンと通っていく。日本に置き換えたら、バイクが自転車、車が電動機付き自転車、くらいの感覚で乗っているのではなかろうか。窓から見える町には、外に椅子を出して寝ているお店の人や、座って談笑している警備員の人やで、のんびりとしているというかなんというか、よいなあと思った。
そういえば、さっき飛行機の中で「やること③!虫除けスプレーを買う!」と意気込んでいたけど、バスの中でさっそく何箇所か蚊に刺されていた。運だなあ…

16:00 デタム通りのバス停に到着。しかし、肝心のデタム通りがどこかわからない。地図の地理感覚がまったく掴めないので、町の人に聞いてみたりしながらデタム通りを探す。その通り近くにあるバス会社にて、バスの予約をするのだ。なんとかそのバス会社に着くも、チャウドック行きのバスチケットを取り扱っているのは別の場所ですよ、と住所を渡され、アチャー。しかたなし、先にホテルへチェックインすることにする。
16:30 ホテルにチェックイン。受付のお姉さんが英語で笑顔の対応をしてくれてとてもホッとする。タクシーを呼んでもらい、先ほど渡された住所へ。ベトナムではタクシーが安いので、ばりばりと乗っていくことにする。到着したバス会社で、無事に明日のチャウドック行きチケットを購入。お金の出し入れなどに手間取っていたら(ちなみにベトナムでは硬貨はほぼ流通しておらず、紙幣ばかり。慣れないのも合わせて数字に頭が混乱する)、受付のお姉さんに「頑張って〜」と言われる。ようやく今日のやるべきことを終えたので、夕食にくりだすことにする。向かう先は、パスター通りの「シークレットガーデン」
17:00 階段を5階まであがり、ひらけたところにあるお店。日本でベトナムのご飯本を読んだ時に、これは食べたいなあ!と思ったメニューがあるのだ。それが、「夜来香のにんにく炒め」と、「豚肉のヌクマムとココナッツジュース煮込み」である。その二品と、ジャスミンライス、生姜緑茶を注文。
夜来香は歯ごたえよく、少しの青い草の香りがとても美味しかった。豚肉はほろりと、ココナッツとヌクマムがしみしみ、これがジャスミンライスに最高に合っていて、疲れ切っていた身体が一気に元気になった。


18:00 店を出て、町をぶらつく。猫はそれほどでも無かったけど、犬はよく見かけた。こんな良い犬は狂犬病ではないだろう!と、何匹か近寄って撮らせてもらった。バイクの波を横切って渡るのにも慣れて来た。「私は渡るからな!」と、強気でグイグイ行くのが大切。
夜がだんだんと深くなり、歩き続けてのども乾き、屋台のチェーをいただくことにする。メニューがよくわからないので、となりに座っていた人のと同じのをください、と注文してみる。海藻やら蓮根やらハスの実やらの入った薬膳チェー。「氷はお腹をこわすらしいので氷抜きで注文しよう。氷抜きで、は、コァンダ!と言うんだな」と心構えしていたのに、ベトナムの暑さにはチェーの氷が美味しすぎました。氷をかっこむ。歩いたら少しお腹のスペースができたので、ホテル近くでフーティウという麺をいただく。甘めのスープに春雨のような麺、美味しかった。そして同席の人が、皿や会計やまごついていたところ色々と世話してくれて優しかった。ベトナムの人、優しい人はとてもフランクに優しい。
21:30 ホテルに戻る。シャワーは熱い湯が出て最高。