ikaenikki 2019②

Posted on 2020-04-18By kiiiu

①鴨鍋に行く　②岐州に行く　③モーモーチャーチャーを食べる　の三本

鴨鍋に行くの巻　’19.9.22

岐州に行くの巻　’19.9.27

モーモーチャーチャーを食べるの巻　’19.9.29

kiiiu_shasin

5/22(月)四日目最終日。6時、窓の外をみると対岸の山の上あたりは白くけぶっている。空は水色に白色を三倍くらい足した色で、今日は曇りの日だろうか、曇りもいいなあ、などと考えながらゆっくり起きる。
今日の予定をまだあまり考えていなかったので、ホテルのロビーに行ってパンフレットを眺めたりなどし、ここから近くの「イングランドの丘」という淡路島ではメジャーな方の観光地が推されているのを見、そういえばまだ行ったことがなかった、行ってみることにしよう。天気はどんなもんか見てみたく外に出てみると、朝の森と潮のにおいがわっとやってきて、空は重たくない方の曇り空。
部屋に戻って、昨日半分残しておいた苺と淡路島牛乳で朝ごはんとする。窓の横の椅子に座って海が静かにシャラシャラしてるのを見ると、いつまでもぼんやりしてたい気持ちになる。
今日は最後の日なので、最後の部分の予定はちゃんとしておかないといけない。神戸三宮から出る名古屋行きのバスは5:15発。それから逆算すると、朝霧駅のレンタカー屋さんに4時頃には着いていたいので、渋滞にそなえて淡路ICには3時頃着いているようにしよう。
8時、連続テレビ小説「らんまん」の時間。「らんまん」もいい物語だなあ、神木くんの人好きの良さが素晴らしいよなー。
見終わり、荷物をまとめてチェックアウト。いいホテルだった。朝ごはんは終えたつもりだったけどコーヒーが飲みたくて、北に10分くらい走ったところの「自家焙煎珈琲ひまわり」へ。途中玉ねぎ畑の横を通ると、畑から引き抜かれた丸々の玉ねぎがずらっとならんでいて、向こうからは耕運機に乗ったご夫婦がにこにことしているのが見えて、なんとものんきな雰囲気。
インターネットでは8時半開店とあったが、その時間に到着してもまったく人の気配がない。どうしたもんかととりあえず駐車場に停まっていると、向こうから赤い車がぐるっとやってきて、降りてきたエプロン姿のおばさまが「おはようございますー」と。お店の方らしい。何時から開店か聞いてみると、「9時からなんやけど、入ってもうててもええよ」とのことだったのでお言葉に甘えて入店。薄暗い店内には、おしぼりの箱やなんかが積まれているのが見えて、コーヒーやタバコやなんやかんやの湿ったにおいにブラジルコーヒーの早番の時間を思い出す。「準備とかするから放ったらかしになるけど、メニューだけ聞いとこか」と言われ、ここでコーヒーだけってのもなあと思い、ちょっと良い方のモーニングも発注。薄暗かった店内に少しずつ明かりがついて、「自家焙煎」をうたうだけあり、むこうの扉には「焙煎室」とあるのが見える。
神戸新聞などを読みながらのんびりし、しばらくしてモーニングのお皿とコーヒー。トーストに添えられたサラダには薄切りの玉ねぎが乗っていてシャキシャキ美味しい。コーヒーも美味しい。バターの乗ったしょっぱいトーストってのは美味しいなあと思っていると、おかみさんが「おたくキャベツ作ってる？」と。キャベツ？？と目を白黒していると、レジ袋に入った大きなキャベツ(スーパーで売ってるのの1.5倍くらいある)を向こうから持ってきたおかみさんが、「いっぱいもらったんやけど、冷蔵庫に入らんで困ってるんよ。一個持って帰ってくれへん？」とのこと。いきなり目の前に登場したキャベツに「あ、あ、ありがとうございます」と思わずもらってしまったものの、レンタカーは明石市で返却するのであり、そのあとはこのキャベツを抱えて帰らないといけない(おかみさんは、自分を近所の人間だと思ったんだろう)。どうしよう。何とかなるか。
ひまわりブレンドを豆で購入して、キャベツを助手席に乗せて出発。そういえばこの大きさだとうちの冷蔵庫にも入らないぞ、冷凍するなら茹でてからだろうか、と、キャベツで頭がいっぱいのまま次の目的地に到着。山際にある鮎屋の滝、の駐車場に車を停めて外に出て、滝への道を探していると、「姉ちゃん！どこから来たか！」と声をかけられる。声の方を見ると、70歳くらいのおじさんと、若い外国人らしい男性。名古屋からですー、と返すと、ちょっと話してかんかと言われ、これは観光地によくいる「地元である観光地をとっても案内したい地元のおじさん」かな。話を聞くと、おじさんはここから歩いて15分ほどのところに住んでおり、フランスからやってきたという男性はこの近くの友達を訪ねにきた(ところをおじさんに声をかけられた)んだそう。このあと自分は滝を見にいく予定だと言うと、ヨッシャと、おじさんが案内してくれると言う。フランスの男性とはここでお別れして、駐車場よこの階段をずんずん登る。おじさんは、20年間毎日家からこの滝まで歩いているらしい。滝は階段を登るとすぐに見ることが出来て、おじさんによると、今はこの上のダムの放流をしているからいつもよりも水量が多いとのこと。へー、と相槌をうっていると、ダムも見に行こうという話になり、さらに上へと向かうことに。毎日歩いているというだけあって、おじさんはどしどし登っていくが、その首にかけたタオルもシャツも汗だくで、控えめな白髪の丸い頭は赤くなって汗で光っている。階段をこえると木立にはいり、それらは桜の木で、春には見事な景色になると。
↓続

5/21(日)三日目。カーテンを開けると外の緑が鮮やか。7時半になって朝食会場へ。個室だった夕食時とちがい、玄関入ってすぐの、外の景色のよく見える卓。朝食を作っているのはおかみさんで、配膳をしてくれたのは、おかみさんと同年代にみえる昨日はいなかったおばさまだ。朝食のお膳はもりだくさんで、おばさまがお櫃を持ってきて「おかわりもありますからねフフッ」と。炊事場からは何かをジャーッと炒めるような豪快な音がしている。もしかして更にもう一品配膳されるのかしらと思ったら、その後はおかみさんとおばさんのえらく楽しそうな話し声が聞こえて来るきりだったので、彼女たちの朝ごはんだったのかもしれない。ご飯を三杯分いただいて、一息ついて、奥のおかみさんに「ごちそうさまでした」と声をかけると「おそまつさまです」。
部屋に戻りちょっとのんびりしたのち、荷物をまとめてチェックアウト。これから阿波市(山と吉野川をこえた北の方)に行く予定だけど、どの道を通るとよさそうかをおやじさんに聞いてみる。ガイドマップをみると、大釜の滝やいくつかのオートキャンプ場なんかの横を通っていくルートがよさそうと思っていたのだけど、おやじさんにその道のことをきくと、最初は「その道はものすごい」「2000m級の山の中を行くから高低差がすごい」「林道よりひどい」「手掘りの小さなトンネルがある」という話を並べたのちに、だんだんと「でも今日は天気がいいからいけるかも」「行ってみる価値はある」「こーんな高いところを通る」と、行く方が良さそうな楽しげなテンションにおやじさんはなってきたけども、このおやじさんはものすごい崖に生えている食べられる苔をとりに、家族に心配されながら体にロープをつけて登っていく人なので、怖さに対する感覚がどうかなあ。やっぱり安全策をとろうと他のやさしい道も教えてもらい、おかみさんには、歩いて10分ほどの近所できれいに薔薇を育てているお家があるので是非観にいくといい、とのお話をきく。
その薔薇を見に行こうと、山を歩いて登っていく。しばらくすると、石垣の上の一軒家の、その石垣前にたくさんの種類の花が咲いていて、ほんとにひろい範囲(写真におさまったのが四分の一くらい)なのにすべての花がしっかり手をかけられているのが見て取れて見惚れてしまう。すごいなー。
宿にもどり、おかみさんとおやじさんに花がすごかったことを伝えると、「せっかく咲いてるのにねえ、ひとに見られないのはもったいないからねえ」と。
宿を出て山道。もみじ川温泉までおりて、那賀川沿いにくねくね北上。川がきれい。やさしい道を選んだだけあって、高低差がなくありがたいけど、対向車とすれ違いのできないような箇所もあったりなど(途中でひとつ滝を見ていこうと思っていたのにすっかり忘れていた、ことを今思い出した)。山を過ぎて北東に、文化の森あたりまで出たら、そこからまた西へ。昨日は結局お目にかかれなかったお遍路さんを時々見かける。五月とは言えだいぶ暑い中、すごいなあと思う。大日寺のよこを通り、大きな道に出て北上。大きな吉野川は阿波中央橋で渡った。穏やかに見えるけと、この吉野川は日本三大暴れ川の一つで「四国三郎」の異名を持つんだとか。
そのまま山の方に北上して、12時半に「たらいうどん樽平」着。川沿いに立つお店は、ほりごたつのような桟敷がならび、大きな窓からは緑と下に川が見える。さっそくたらいうどんを注文。時間をかけて提供されたうどんは、名の通りたらいに入った釜揚げうどん。つゆは、じんぞくという川魚の出汁がつかわれているらしい。美味しい。生姜もしっかり入れたので、だんだん暑くなってきて、食べ終わるころには汗だくになってしまった。
1時半頃にお店を出て、来る途中に見かけためちゃくちゃしぶい喫茶店「茶舞(SABU)」でアイスコーヒー。かなり年配のおかみさんがものすごく時間をかけてフルーツパフェを作ってらして、その出来栄えや見事。
暑さもひいたので、東に向かって吉野川、藍住町の藍染の博物館「藍の館」へ。
吉野川は前述の通り暴れ川であり洪水をよく起こしたものの、それによって肥沃な土が育まれるため、毎年台風がやって来る前に収穫できる藍がさかんに栽培されたのだそう。(その一年の大変なながれを知ることのできる展示があり興味深く見たのだけど、不意に自分が今日藍色のワンピースを着てきていることに気づき、それは化学染料の藍色であってしかも10年近く着てるもんだからだいぶ色も抜けたり日焼けしたりしてて、全身を隠してしまいたい気持ちになるけどもうどうしようもないので考えないことにする)。このあたりで採れる藍を阿波藍とよび、有松絞りにも使われるのだとか。隣接のお店で藍染ブローチを購入。
↓続

5/20(土)二日目。6時起床。窓からは朝の日差しがたっぷり入っていて、天気が良いことがすぐにわかる。だらだらと身支度をして7時に外に出ると、めちゃくちゃ晴天！山も空も昨日とはまったく違う色をしている。車に乗って宿からすぐの、早くから開店しているApple's cafeにてモーニング。ショーケースに並ぶケーキはどれも懐かしい雰囲気で、横に積まれたケースを見ると側面に「ウィーン菓子・神戸モーツァルト」とある。
宿に戻り荷物をまとめてチェックアウト。8時に出発、南に向かう。畑の中には、収穫した玉ねぎを干しておくための小屋がいくつか立っている。なんで淡路島で玉ねぎの栽培が盛んなのかというと、気温と土壌が玉ねぎに最適だからなんだそうだ。
南あわじから大鳴門橋をわたり徳島へ。橋の下には広々したおだやかな瀬戸内海がひろがっている。鳴門北でおりて鳴門公園に向かい、渦の道へ。渦の道というのは、「大鳴門橋架橋の橋桁空間を利用して造られた海上遊歩道」とのことで、そのガラス床からは450m下の海をのぞくことができるのだ。そしてさらに渦潮を観ることができるのだけど、渦潮というものは、干潮と満潮時間のそれぞれ前後二時間(小潮の場合は一時間)だけ観られる現象であり、春と秋に特に大きくなる。今日の干潮は12:20で大潮のため、10:20〜14:20に観られるということだ。いま9時半なので渦が巻くまでもう少し。とりあえず渦の道に入ってみる。そこはもろに橋桁で、橋を通る車の音が上から響き、海の風がごうごうと吹いてくる。下を見れば瀬戸内海の深い海の色と、ワカメの養殖場も見える。ゆっくりと海を眺めながら歩いて、先の展望台につくと渦が巻き始めている。海の表面がゼリーのように、形を持って動いていて、白い飛沫がコントラストになってかっこいい。渦潮の近くには淡路からも鳴門からも観潮船がやってきていて、たくさん人が乗っているのが見える。
11時に出て、南下。海沿いの道から街なかの道にはいり、途中で渋滞に巻き込まれたりしながら、12時に小松島市の七宝うどん着。駐車場はほぼ満車、ガラス戸を開けるとだいぶ懐かしい雰囲気の賑わったうどん屋さん。ショーケースには、きれいな三角形のおにぎりや、稲荷寿司、ちらし寿司も並んでいる。メニューを見てごぼ天のワカメ(たぶんさっき橋の上から見えたワカメ)トッピング。すぐに提供されたうどんは、すっきりしたお出汁でどんどん進む。昨日食べた肉と玉ねぎの甘いお出汁も美味しかったけど、このお出汁も美味しいな〜。
店を出て更に南下、渋滞もなくのんびりとした道。山に近いところでは道の横に「注意！お遍路さんの横断あり」という標識があり、ここは四国なんだなあという実感。
1時半頃に日和佐の「うみがめ博物館カレッタ」へ。駐車場にとめて目の前の浜辺にでると、海の音が大きく響くきれいな海。ここへは5〜8月のあいだにウミガメが産卵に来るらしい(そう言えば産卵のときにカメが流している涙は、お産の辛さからではなく、身体に入った塩分を排出しているものであり、産卵時に関係なくいつも流しているんだそう)。
博物館に入り、いろんなカメに関する展示を見る。「亀は現在生きているよつあし動物の中で歴史がもっとも古いばかりでなく、その形態は二億年前にほとんど完成」しており、「亀の歴史を一日に置き換えると、人間の歴史はわずか20分」にすぎないんだそうだ。すごい。館内には珍しいカメも育てられていて、パンケーキカメというカメは、「危険がせまると岩のすきまに逃げ込み甲羅を膨らませます。こうすると岩と岩の間にはさまれて引っ張り出されません」。すごい。水槽の中のパンケーキカメを探すと、岩の奥の方にいて、おしりだけが見えた。
過去を振り返る展示写真によると、目の前の浜辺、大浜海岸では1950年頃、浜でいつでも会えるほどカメは身近な存在だったらしい。
博物館を出て2時半。いよいよ暑くなってきて冷たいものが飲みたくなり、すぐちかくの喫茶店その名もタートルへ。お店に入ってバナナジュースを注文。少ししてご近所さんらしいご婦人がお二人でやってきて、「カホーレちょうだい、カホーレ(ティファールのイントネーションで)」というので一体何かと思ったら、カフェオレのことだった。
↓続

5/19(土)一日目。太閤通行きの地下鉄は6時台だと言うのに混んでいる。7時過ぎに名古屋駅着、バスの時間まですこしあるので、エスカあたりをぶらっと歩いてみる。喫茶店などを除いてお店はひっそりと開店前なのだけど、各所にいろんな旅行会社のツアー集合場所ののぼりがたっていて、大きなリュックやコロコロケースを携えた人たちがそこここに集っていて、ちょっと浮き浮きした雰囲気。キオスクにて名古屋土産を買って、7:35発の高速バスに乗車。三分の一ほどの乗車率の車中で、これから向かう淡路島にての今日の予定を考える。
淡路島には学生時代に計二ヶ月滞在したことがあり、その時にお世話になったお寺の住職さん(Yさんとする)とは今でも文通を続ける仲で、淡路島に遊びに行くたび訪ねていたのだけど、特養に入居することになったYさんにはコロナの影響でここ何年も会うことができなかった。今回は本当に久しぶりの再会である。
バスは11時前に三宮に着く予定で、そのあと明石市まで電車で移動し、レンタカーを借り、すんなり進めば淡路島に入るのは12時半頃になるだろうか。淡路島の北端から、Yさんの入居する特養まで一時間弱。面会は3時に予約しているので、それまでにお昼を食べてあとどこか一箇所くらい寄れそう。晴れていたら、花さじき(すごい広い花畑で牛とかもいる)や、五斗長垣内遺跡(広々した中に弥生時代の住居がぽつぽつあってのんびりした気持ちになる)を考えていたけど、今日は雨なので、まだ行ったことのない明石海峡公園の温室に行くのも良いかもしれない。
バスは定刻通り三宮に着き、JRに乗りこみ朝霧駅へ。海沿いを走る線なので景色が楽しい(今日は雨雲のため海もなんもおしなべて白かったけど)。
レンタカーを借り、明石海峡大橋へ向かう。橋の前の長いトンネルから、一気にひらけて大橋が登場するのは毎回うれしくなる。晴れならさらに青い空と海が見えるのだけど、はげしく雨が降っており、橋の先は白い霧でほとんど見えず、どこに向かうのかわからない空中の橋のよう。近頃プレイしてる、ゼルダの伝説を思い出す。それでもずんずん進むとおぼろげに島の色が見えてきて、淡路島！
12時。着いてすぐの岩屋港のポートビルへ。久しぶりに来たら、最近建て替えがあったようでえらく小綺麗になっていた。その2階の食事処浜ちどりでお昼にする。先月漁が解禁になった生しらすを丼で注文。
生しらす丼には、生しらすと卵の黄身、海苔と薬味が乗っていて、しらすの目が輝いている。生しらすは、海、としか例えられない味をしていて、なめらかな中に小骨の感触がする気がする。
雨はまだやまないので、車に乗り込み明石海峡公園の温室へと向かう。岩屋港から数分、大きな地下駐車場に車をとめて、エレベーターで温室の階を押すと、別階フロアにパソナの文字を見つけて苦々しい顔をしてしまう。パソナが「『夢のある新産業』を創造」するとして淡路島に進出してきてから10年以上経ち、おもに島の北西部がリゾート的にごりごりと『開発』されているのだけど、「豊かなー！芸術的なー！生活ー！」とニコニコ両腕をぶんまわしてそうな顔をしていてどうにも気に入らないのだった。
大きな温室は、自分と同じように雨で行き場に困ったのかもしれない人々でわりかしにぎわっていて、ところどころに置かれたベンチには熟睡のおじさんが何人も落ちている。入ってすぐのエリアに植わってる大きな木は樹齢320年ほどのアロエの仲間でアロエディコトマという名前。その若いつぼみは食用で、姿も味もアスパラガスに似ているらしい。じつに美味しそう。
一時間ほどかけて温室をまわって、2時過ぎ。Yさんの面会に向かう。山道をくねくね走って3時に着。
久しぶりに会ったYさん(96歳！)は相変わらずお元気そうにみえて、ほっとした。積もる話などして、面会時間の30分はすぐに過ぎてしまう。またね、お互い元気でね、と言ってお別れ。
今日の大きな目的はこれでおわり。あとは、山道をふたたび走ってHIRAMATSUMUGIというお洒落な雑貨屋さんに寄ったり、洲本ちかくの馴染みの喫茶店珈楽粋でモチモチ美味しいバタークレープを食べたり、洲本商店街をぶらぶらしたりして夕方。東側の海沿いの道を北上して、いづも庵へ。以前食べて美味しかったのは玉ねぎつけ麺(まるまる揚がった玉ねぎの甘さが細めのうどんに合う)なんだけど、今日は肉うどんのワカメトッピングを注文。鳴門のワカメが肉と玉ねぎ由来の美味しいつゆをすって美味しい。
すっかり夜になったので、さらに北上、明石海峡大橋を間近に見られる銭湯、松帆の郷であったまり、東浦の宿に9時半着。明日からは晴れる予報、うれしいな〜

4月の宅録作歌ワーク
使:logic

「出来るか分からないけどひと月に一曲ずつ作るのをやってみよう目標半年」で始めて半年経ち分かったのは、「出来なかないけど余裕無し無し人間になる」ということだったので、今後はのんびりやります！！！

3月の宅録作歌ワーク
使: logic、画は琵琶湖

2月の宅録作歌ワーク
使: logic、画はハーバーランド

1月の宅録作歌ワーク
使: logic、画はK市民病院前

年の瀬、いつもお世話になっているクック瑞穂が2/14で閉店するとの貼り紙を見ておおいに動揺。この数年で近場の市場が無くなるのは4箇所目である(雁道の栄市場、村雲町の村雲市場、区役所向かいの瑞穂通三丁目市場)。若どりシバタのおやじさんの、あのマンガみたいなお顔を見られなくなるなんて。

映画のスラムダンクは、最新式の映画館でともよちゃんと鑑賞した。めちゃくちゃよかった。ふだん映画を誰かと一緒に観ることなんてほとんど無いのだけど、この時ばかりはともよちゃんがいてくれて本当によかった。いつもは壁打ちしかできない感想を、しかも今回特に熱が変にこもりまくったオタク的感想を、映画後にすぐ話すことができるというのは何というか、助かる。年末のアニメ映画はあと『かがみの孤城』も観て、ぐぐっと迫るのは人間の優しさについて。なんとなく、朝ドラ『舞いあがれ！』の子供時代の舞ちゃんを観ているときと似た気持ちになっていた。

年越しは例年通り実家で過ごし、時間があれば外をぶらぶら散歩していた。この時期の畑の、寒い風にさらされたまま放置されている白菜などを見るのはいいものだ。

明日から久しぶりに社会人をやる。新しい職場に、会社というものに行く。おそろしい。服装規定にある、オフィスカジュアルなる言葉もおそろしい。いったいオフィスなのかカジュアルなのか。だいたい自分はチンピラのような服ばかりを好んで着ているというのに。"会社"、"オフィス" に、自分のようなデタラメ生物がなぜ採用されたのか。それは、面接で「デタラメ生物なりに自分がかんがえた社会人的な人物」を体現出来た＋会社側が「たぶん会社のお金とか持ち逃げしなさそうだから採用」ぐらいの投げやり採点をした、の噛み合わせだろう。雇用形態の制限でこの会社には長く勤務しない予定だけど、その間なんとか真人間として認識してもらえ続けられるように、がんばりたい。おそろしいなあ。明日になるのがおそろしい。今年の目標は、自宅の郵便受けを最低でも月に一回はきちんと開ける、に加え、封書がどんな色であってもその日じゅうに開封できるようになる、です。

12月の宅録作歌ワーク使: microkorg、log

12月の宅録作歌ワーク
使: microkorg、logic、画は岡ビル百貨店

‪11月の宅録作歌ワーク‬ ‪使: microk

‪11月の宅録作歌ワーク‬
‪使: microkorg、logic、画はautocad‬

目標は半年間！

簡単日記。今日もいい天気なので、東山公園駅から北に歩いたところにある「東山の森」へ行くことにする。ここへは今年の初夏に初めて行った以来、その行きやすさ、歩きやすさ、森の内容の面白さを気に入って、何度か散歩をしに来ている。木々がジワジワと紅葉し始めていて、どこを見てもいい具合。途中のひらけたところで、上から尺取り虫みたいなのが糸でぶら下がってきて、太陽の光に身体が透けていてとてもきれいだった。お昼は藤が丘のカルナータカーという初めて行くお店。サンバルがあまり食べたことない香ばしい味をしていて美味しかった。

二日目。5:30頃からほかの宿泊客の起き出す音がそこかしこで聞こえてきて(ドミトリーやら個室やらがキュッとなった木造の建物なので、音がとても響くのだ)、それにつられて起床。のろのろと身支度をして、7:00に出る。一番近くの喫茶店が開くのが30分後なのでそれまで近所をぶらぶら。夜中に通り雨があったらしく街全体がまだしっとりしている。7:30に喫茶アマゾン、モーニングAセット。二階席からは七条通を見下ろせて、お客さんは続々と入ってきて、人気のお店なんだなーと思っていたらあっという間に満席になったので、食べ終わってお店を出る。今日は自転車をレンタルしようと思っていて、そのお店が開くのが9時のためあと一時間ある。さっきぶらぶらしたとこの南の方をぶらぶらしてゲストハウスに戻り、9時、荷物を預けてすぐちかくのレンタサイクル屋さんへ。
自転車は、普通の自転車と電動の自転車がある。値段は電動の方が倍近く高い。レンタサイクルの店員さんに、一乗寺あたり(京都駅から北に8kmくらい)まで行こうとしているけど電動にしようかどうしようかで迷っているということを話すと、電動の方がいい、それじゃないと途中でいやになっちゃいます、とのことで、わかりました、と電動自転車にする。電動自転車は、前に一度試しで乗らせてもらったことがあるけれど、長距離で乗るのは初めてだ。漕ぎ出しはガクンっと慣れない力にびっくりするも、スイスイと慣れていく。以下、行ったところを行った順に箇条書き。
1.無鄰菴: 山縣有朋の別荘。山縣さんが、「庭に池があるのはよく見るけど、自分は川のが好き」と考えたため、庭園には人工の川が流れている。その水は琵琶湖からひいているらしい。紅葉は少しだけ赤くなりかけていて、全体を見ると緑と黄と橙と赤が共存していてきれい。
2.細見美術館: ミュージアムショップのみ利用。
3.哲学の道: この疏水沿いに昔住んでいたアパートがある、のを見に行くと、いまだ健在で住居者募集をしていて嬉しくなった。築54年『銀閣寺荘』、2.3〜3.4万円で住むことのできる、桜の時期には部屋から花見のできるオススメ物件です！
4.北白川周辺: a.むかし餃子の王将の南には『北白川バッティングセンター(通称キタバチ)』という、創業40年のバッティングセンターとゲームセンターとカラオケの大型複合アミューズメント施設があって、深夜のどうしようもない心持ちのときにはそこでだらだらしたりしていた。ネット情報だけども、ゲーセンというのは本来風営法で0時に営業を終わらないといけないところ、キタバチはバッティングセンターと名乗っているため、それにはひっかからずに朝5時まで営業出来ていたそうな。
b.むかし北大路通沿いに貸しビデオ屋さんがあり、VHSなら7泊30円という破格でレンタルできたために大変お世話になっていたのだけど、あるとき急に閉店してしまった。店の奥でなにやら法外のものが秘密に売買されていたのが取り締まりをくらったらしい、と噂になったけど、真相はわからない。
5.ひらがな館: 懐かしさついでに、昔よく食べに行っていた定食屋さんでお昼。グリーンバーグを発注。揚げ焼きにしたのだろうか？というほどまわりがパリパリした薄くて平たいハンバーグに、ほうれん草のソースと、グリーンの所以たる青のり(あおさかもしれない)が舞っている。独特に美味しい。
6.恵文社: ここまで来たら行く以外ない。
7.北山通: 街なかにくらべて観光地感も薄れ、のんびりしていて自転車で走るのによい。
8.粟餅所澤屋: 粟餅、プチプチしていて美味しい。餅ちぎりをする店員さんの姿を見られるのもよい。
9.堀川商店街: なんだかあたらしくてお洒落なお店が増えている。
10.LADER: キッチン用品店。引っ越しをしたらこういうスッと美しいアルミのボウルなどを買うんだ…という希望。
11.南禅寺: アパートが近かったので、よく朝とか日没後に散歩に来ていた場所。いろいろなものが広くて大きくてよい。
12.京都三条竹松: 竹製品などのお店。店頭でセールをしていた竹カゴを購入。竹カゴはいくつあったって良いものですからね…
16:30にレンタサイクル屋さんに返却。ほんとうに電動自転車でよかった。登り坂の先にある目的地にも、めんどうがらずに向かうことができるのはとても強い。電動自転車を買いたい気持ちになったけども、運動というもののほとんどを自転車でまかなっている今、電動にしてしまうのは大丈夫なんだろうかと不安になる。でもあまりにも魅力的な楽さなんだよなあ、ハー。
ゲストハウスへ荷物を取りに行き、最後の目的地『アイ子ちゃん』へ。
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1日目。JR名古屋駅バス停8:15発京都行き。バスに乗り込むお客さんは八割ほどが若い女性客で、満席のバス内の空気はとても浮き浮きしている(お菓子の分け合いが各席で起こっていたりなど)。バスが発車してすぐに「秋の行楽シーズンにより、この先非常に渋滞することが予想される」「こないだの三連休では一時間以上の遅延が発生した」ということがアナウンスされ、浮かれた空気が一瞬にしてシンとしずまるも、だんだんとまた和やかな会話があちこちから浮かんでくる。
そのアナウンス通り一宮付近で渋滞に巻き込まれて、菩提寺までに30分ほどの遅れが出る。高速を降りて京都市内にはいるとさらに京都駅までの渋滞があるかも、とのことだったので、ここは賭けで、一つ前のバス停京都深草で下車、藤森駅から最初の目的地に向かうことにする。
京都深草(高速道路の中のバス停ってわくわくする)に11:00着。5分ほど歩いて京阪電車藤森駅。関西弁の飛び交うお京阪の出町柳行きに乗り、東福寺駅下車。駅から少し南下して、『京寿司いづ松』がお昼ご飯。注文した京寿司は、鱧やら海老やら鯖やら乗せたそれぞれの酢飯ををものすごくサクッと切れる包丁で切ったみたいな、きれいな切り口のかたち！大好きな鯖寿司は、昆布の下の鯖の歯切れがむっちりさっくりとしていて、酢飯がキュッと押し固められて冷やっと感じて、美味しい〜贅沢〜。
そこから近くの勝林寺(手水舎に花などがきれいに飾られている)から、今熊野商店街をとおり、その中の明記大陸食堂というお店にお客さんいっぱいなのが見えて餃子が美味しそうだな〜いいですね〜と思ったりしながら、三十三間堂のわきを通って七条通を西に向かい、今日泊まるゲストハウスに荷物を預けにいく。京都駅まで歩いて10分かからない好立地！
13:00 ゲストハウスを出て崇仁地区を通り京都駅へ。道中に『あいこちゃん』という粉物の絶対美味しそうなお店があって、ここは明日ぜひとも行きたい。
京都駅からJRに乗って山崎駅。山上の『大山崎山荘美術館』に行く。ここは関西の実業家が大正〜昭和にかけて建設した山荘、が荒廃していたのを、アサヒビールが改修して美術館として新装オープンさせたのだそう。建物の内装や外装を見るだけでも楽しいのだけど、企画展としてスイスの絵本画家三人の展示がされていて、そのなかでもエルンストクライドルフという人の絵が好きだった。こまかな調整をされた、はしっていない線の運び。
その周りの庭園を見てから、山をぐるっとまわって宝積寺、そこから下山して阪急大山崎駅へ。阪急電車の、濃い小豆色の車体と、深い緑色の椅子がかっこいい。
河原町駅に17:00前に着。人の賑やかな河原町通りを北上して、途中のやまと民芸店にて陶器のレンゲを買ったりしながら、市役所方面へ。だいぶ日も落ちてきた。京都の街なかには、古くて重厚な建造物がぽつぽつと残っていて、それがいまもお店や公共施設やとして健在で夜になれば明かりが灯り大層色っぽく、どこを歩いても楽しい街だなと思う。
晩御飯に予約をしていた、南インド料理店TADKA2。アンニュイさと気さくさが混じった店員さん(まどかちゃんにどことなく似ている)にメニューの詳細を色々と聞きながら注文したのが以下の通り。
①プレーンドーサ: 円錐型に丸められたドーサをちぎり、チャドニ、サンバールにつけながら食べる。こないだPAHANAで食べたドーサに比べてだいぶ薄くパリパリしていて、これはこれで美味！
②バンパロタ: シェフの出身地マドゥライでうまれた名物料理、とのこと。デニッシュをもっともっちりさせて軽く爆発させたみたいな形、おいしい。写真におさめる前に食べてしまいました。
③カレーリーフローズモヒート: カレーリーフというクセの強い葉っぱを入れたピンク色のスパイシーな飲み物。段々クセになるおいしさ。
【最初はこの三つに加えてラジカチョリという腕白メニューを頼もうとしていたのだけど、店員さんいわく量が心配とのことで一旦とりやめ、上記を食べ終わってみるとたしかにラジカチョリよりもさっぱりしたものが食べたく、下の二つを追加発注】
④ラッサム: 辛くて酸っぱいスープ。美味しい。
⑤アッパム: 米粉とココナッツミルクの生地を発酵して薄焼きにしたもの。発酵による酸味の芳香！美味しい。
また来ます、と店員さんに伝えて満足でお店を出る。19:30。あちこちゆっくりと立ち寄りながら、七条のゲストハウスへ戻る。途中で立ち食い蕎麦が食べたくなって、いやいや今日は炭水化物をかなり食べているよという内なる声を抑え込み、22時頃まで営業しているお店に行ったところ満席、そこで粘ることなく途中のラーメン屋さんに寄ることもなくゲストハウスに到着した。信じられない！！なんという賢明さ！！

このごろの話(順不同)。
◇瀬戸現代美術展に行ってとても楽しい街の展示だった。展示作品がその場所にあることのよさがしみじみあった。お昼には商店街にてトランシルヴァニア料理が食べられる『ナトュールビュフェー』というお店で、野菜がくたくたで美味しいスープにソーセージが乗ったもの。店主の方がお皿を持ってくる時にとびきりの笑顔をしていて、それだけで満足してしまう。
◇ブラジルコーヒーにてNRQのレコ発イベント、そしてログメン。よさを後日なんども反芻するよい演奏。最高。
◇来月11/23に演奏させていただく池下のカサブランカ。初めて伺う場所でしかも晴天時は屋上での演奏とのことなので、ちょっと様子を見にいこうと行ってみると、マンションの一室(ワンフロアひと部屋？なのか広い)で一面窓のよい景色な店内に、興味をそそられにそそられる色々な国のものが並んでいて楽しいし、屋上は思っていた以上に解放的で、ヤッター！ファラフェルサンドもたのしみ。
◇お弁当づくりも毎日ちゃんと続いてて偉い。自分の食べたいものを詰めてそれをお昼に食べるというのは、よいものである。
◇明日は京都に一泊しに行きます。こないだ吹上南のPAHANAで食べたドーサがひっくり返るほど美味しくて、ドーサってなんて美味しいんだと衝撃を受けたので、京都でもドーサを食べます。あとラジカチョリとかいう楽しいお菓子を爆発させたみたいなサラダも食べるし、鯖寿司も食べます。

実家の祖母が100歳の大大大往生を果たしてからひと月経ちました。数年前から意思疎通をはかるのが難しく、なだらかにスルーッと向こう側の世界へスライドしていくんだなと思っていましたが、いざ実際に亡くなってみると、向こうとこちらは絶対的に違うんだな、もうぜったいにここには居ないんだな、とジワジワ感じ入るばかりです。
一枚目と二枚目は古箱の中からパラパラ出てきた写真で、祖母がむかし飼っていたセキセイやボタンインコです。自分もいつか、金銭と住環境が整ったら、鳥と暮らす生活をしたいです。

三〜七枚目は、最近食べた印象的なものたち。多治見でともよちゃんと食べた『渡辺』さんのラーメンは、一口目よりも二口目、十口目、食べ進めるごとにますます好きになっていくラーメンでした、魔力がすごい、今すぐまた食べに行きたい。
岡崎は康生の伝馬通沿にぽつんと建つ『丸長』さんのおかめ蕎麦、安心の美味しさ。店は八十歳オーバーのおばあさまが完全にひとりで切り盛りしている。
最近の康生はほんとうに人がいないね！とのこと(ここでの最近は、二十年間くらいを指してる)。
サンドイッチは、『ベーリングプラント』さんと『Logique』さん、どちらも美味しくてどえらいびっくりしたサンドイッチ。

八と九枚目は、最近ちゃんと作っている弁当ズ。タッパにご飯を詰めて上にマルシンハンバーグを置いてヨシとしてた今まででしたが、心意気をあらためようと弁当箱を新調し(ながみえりさんのつけてた弁当日報がいつも美味しそうで、それにならってアルミの弁当箱)、わりかし毎日色々なものを詰めるようになりました、が、なんでかだいたいいつも『山奥の無人駅近くの小さな商店でばーさまが小ロットで作り売ってる田舎弁当』的な見た目になります。
十枚目は、実家で間引いた未完熟レモンを持ち帰ってジンに漬けたレモン酒。レモン二つに対して氷砂糖200くらい、ジンは700でやってみた。皮は一週間後にひきあげて、果肉はひと月後にひき上げる予定。レモン酒は初めて作るのでどうなるかなーーおいしゅうなれーー。

岡崎の施設に入居している祖母の容体がよくないとのことで、急遽日帰帰省。熱が出て、食べ物を摂るのが難しくなっているとのこと。今までコロナの状況によりずっと出来なかった面会を、今回特別にさせてもらう。
思い返せば、両親が共働きということもあり、子供の頃祖母と二人で過ごす時間はとても多かった。祖母が部屋で飼っていた青緑色のセキセイインコのことや、ワンという名前の茶色の犬のことや、難しい名前の花のことや、ちょっとわるいテレビ番組(ダウンタウンが出てるような)を祖母の部屋でこっそり観させてもらってたことや、大昔のこといろいろ。100歳、たいしたものだと思う。
面会から実家に帰り、そのまま山の方へ散歩に出かけると、畑の間の道で前から来た白い車の窓からシワシワのおじいさんに声をかけられ、なにかと聞くと、冬瓜いらんかね、とのこと。指さされた畑を見ると隅の方に冬瓜が十数個ゴロゴロとまとめて置かれており、「もう腐らせるだけだもんで」とのこと。近所に配るだけではさばききれないほど(そもそも近所の人々の中にも冬瓜を余らせている人が多いんだろう)大量にとれてしまった様子。じゃあ二つほど、と冬瓜をいただくと、遠慮せんでもっと持ってってええのにと言われるけども、なんせ一つ一つが大きいので二つもらうのでいっぱいいっぱいなのだ。お礼を言って家に戻る。

夏に遠出した二回分の、美味しいものや風景。①両親が川床を体験したいと言うのに同乗させてもらった京都。あわせて行きたい場所散策をできてよかった。左京区の蓮華寺はひたすらポッカリとできて良かった。あと、写真はないけど辨慶うどんというお店のうどんがとってもやわやわで美味しかった。②ともよちゃんと突発的に高山へ。行こうと決めて二日後に出発するというスピード感で、食べたいものは全部食べたし、行きたい場所にも行けたし、さいこうです。

岡崎。明日に向けて台風が近づいてくるとのことなので、雨になる前にと思って散歩に出かける。空はもったりとしていて、空気はむわむわ、草やなんかのエキスが混ざりに混ざった甘いにおいがしている。
しばらくして、パタパタと細かい雨が降り始めたらすぐに大粒になり、大きな木の下で雨宿りをする。雨雲レーダーをみると、3ミリくらいの中心が赤色の雨雲が南から迫ってきていて、どうやら10分もたてば通り過ぎるらしい。目の前の柿の木の葉っぱは強い雨にビチビチおどって、小さくて薄緑色の実は光っている。後ろを向くと蜘蛛の巣が点々と張ってあり、サナギの下半分、みたいなのがカサカサにかわいてぶら下がっている。
雨雲レーダーの予想通りに雨雲は通り過ぎ、すぐに雲のすきまから青空が見える。
たんぼの稲はだいぶ大きくなって、風にうねった跡も見えるけど全体のかたちで踏ん張っている。ところどころに手作りのカカシが立っていて、レジ袋でつつまれた顔にはきちんと目鼻口が書かれている。知らずに夜中に会ったらすごくびっくりすると思う。
それにしても昨日食べた桝八川魚商店の鰻は美味しかったなあ。皮はブリンとしていて、しっかり焦げ目がついていて、身は脂っこすぎず、最高でした。

イヌは可愛いなあ〜、一枚目のイヌは星さん家のニューカマーワンコ。ドーナツを首にかかげて友達の黒猫も一緒にご満悦です。
さて、ログメン＋kiiiu の2022夏ライブのお知らせをふたつ！
慢心しない、平常心をたもつ、健康に気をつける、の三つを胸に、イヌを愛で愛で練習しています。よろしくお願いします。

1.
7/23(土) 於:金山ブラジルコーヒー
「Summer peaks」
出演→
・小池喬
・和田尚（スーベニア）
・ログメン＋kiiiu
⏰17:30 / 18:00
ご予約2,000円(+1d)

名古屋の粘り強き画家でありイベンターであるなぐぁさんの「一日一絵展肆 / no answer」展示期間内ライブイベントです。ほんとに毎日一枚ずつの絵描きを継続されていて、ほんとにすごい、すごすぎる。共演に小池さんと和田さん、どうぞよろしくお願いします。

2.
8/6(土) 於:KDjapon
「Tropical Trip」名古屋編
出演→
・tokyo pinsalocks
・FERRET NOISE（a.k.aやよいfromつしまみれ）
・ログメン+kiiiu
⏰18:00 / 18:30
ご予約2,400円(＋1d)

東京より二組のパワーあふれる方々がやってらっしゃいます。ハポンの電車音も夏の暑さも激しくはじけ飛ぶのではないでしょうか。どうぞよろしくお願いします。

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